3月3日のラミンのレ・ミゼラブルのバルジャン公演の、
記事をアップしなくては!
とおもいながら、ズルズルと月日が経ってしまいました。
クィーンズ座でのバルジャン役の公演が、
最初の予定の3月3日から31日まで伸びたラミン。
3月3日は最終公演ではなくなってしまいましたが、
劇場左側の最前列でラミン堪能です。
あの牧師さんに招き入れられるシーンとか、
舞台の左端(右端?舞台に向かって左ね)に
座り込んだりするから、もう手を伸ばせば届きそう〜。
マイクを通さないささやき生声も、ため息も聞こえる位置で堪能しました。
どうしてもいいたい感想は、
「すごかったんです、彼のBring Him Home!」。
この歌の時もかれは舞台の左側に腰かけてくれるので、
超ガン見してました。そして、歌の前のイントロ(?)が始まった時の、
彼の「気」の充実のさせ方がすごかったんです!
上手く説明できませんが、
周りの空気が彼に向かって流れていくような感覚がし、
彼の瞳が深くなったようにみえ、
そして、あのGod on High~~~~~と歌が、
彼の額のあたりから抜けていくようにみえた・・・・。(感じがしました)
あまり数を見ているわけではありませんが、
人の歌声でそんな感覚は初めてです・・・。
毎回、彼の公演で初めて!という感覚を覚えます・・・。
なぜでしょう。
それが彼のもっているパワーとも、
才能とギフトともいうものなのでしょうか。
ああ、素晴らしかったです。痺れました。
もちろん、本当にバルジャンの最終公演となった3月31日の
Stallのチケットも押えていましたが(これはあんまり前ではない・・・)
当日の早朝、救急車で病院に担ぎ込まれてしまい、
そのまま手術となってしまったので、いけませんでした・・・・・・
もちろん行けるものなら行きたかったけど全身麻酔かかってましたので・・・。
ああ、とっても残念。
最後にハドレーが何をいったのか、気になる所です・・・。
そんなこんなで、次に生ラミンをみられるのはツアーコンサートだなーと
楽しみにしていました。
コンサートのスタートは5月2日のロンドンから。
とはいえ、ちょっと火曜日にロンドンまで出没するのは大変よ〜ということで、
5月4日の金曜日のSouthend-on-seaを押えてみました。
ちょうどイギリスの5月の連休前の金曜日なので、
海沿いで一泊するのも楽しいかと思って・・・・。
(と思っていましたが、ずーっと雨続きで、寒くて寒くて、
とてもホリデーするような気分にはなれず、日帰りにしました)
昼過ぎに家をでて、3時ぐらいにサウスエンドに到着しました。
ちらっと会場となるCliffs Pavillionを下見しました。
ちょっと、日本でいうなら鄙びた温泉街の何とか会館みたいな雰囲気ですけど・・・?
本当に、なぜこの会場を?どうしてサウスエンド?
その思いは、サウスエンドをぶらぶらしてみても強くなるばかり。
サウスエンドは、本当にどーってことない街で、
ゲーセンとしまった店ばかりで、雰囲気もいいわけではないし・・・・。
(サウスエンダーさん、ごめんなさい)
潮がひいた海以外眺めるものもなく
早くコンサートの開演時間にならないかな〜っと
思いながらぶらぶらして過ごしました。
コンサート会場は、様々な年齢層の方が沢山いました。
子供からかなりの年配の方まで・・・。
オバカボ夫婦は、二人してラミンファンですが、
周りには、奥様に連れて来られたであろう旦那様が、
すこし困惑顔で座っていました。
わてらの席は、前から3列目、
舞台のど真ん中で、ラミンのマイクの真ん前です!!
満員御礼というわけではなく、後ろの方は結構空席が目立ちました。
このコンサート、ワクワクしていたものの、
あんまり期待もしていませんでした。
というのも、アルバムを聞いてみた感想は、「なんか違う・・・・・。」
なんといいますか、私が好きな歌、ラミンが歌ってくれたら
私の魂を抜く曲調と、彼が好きで歌いたい曲調にギャップがあるような・・・。
もちろん私が好きなのはミュージカルシアター系のメリハリあるぞー系の曲。
アルバムに多かったのは、甘くかすれ気味にうたう、
ちょっとフォークっぽい感じもする曲?なので、
アルバムの曲だけ唄われると、欠伸(~0~)しちゃうかも・・・・
とおもっていたのでした。
でも、実際幕を明けてみたら、
そんな心配は無用でした。
ロンドン公演の写真をみると、ハデなシャツに蝶ネクタイにしていて、
ちょっとイメージ違うな〜とおもっていたのですが、
この日はグレーのスーツ姿でgood!
アルバムに入っている曲も、はいっていない曲も、
楽しそうに歌っていて、盛り上がりました。
コンサートから数日経って、なぜか彼の曲をくちずさんでいたりして・・・。
でも、Bring Him Homeは、クィーンズで聞いたほうがダントツに良かったよ。
コンサートで唄ったWild WorldとImpossible Dreamのカバーはとても良かった(^○^)
また、ききたい。
で、もちろんステージドアで待っていようかなと思っていたのですが、
コンサート後に、サイン会をするというので、
家から持参したCDを握りしめて、
長蛇の列に並びました。
40分だけ、と言いながらもやはりファンを大事にするラミン、
明らかに他の関係者が後ろでやきもきしている中、
最後の一人にまでサインしていたようです。
しかも、みんな必ず一言二言会話をしていきます。
それじゃ、40分で、40人もはけないよ!と思っていたので、
ほんと、ラミンのファン思いには、頭がさがります。
ちなみに、オバカボ夫婦は、列の最後の3分の1ぐらいの位置に居ました。
やっとお会いできて、サインするのを覗込んでいたら、
こっちを向いてニコッとしてくれるから、
10代の小娘の様に恥じらってしまいましたよ・・・・。
おもわず、最終日のバルジャン公演、病院にいていけなかったんですといってみたら、
「いまはもう大丈夫?」って。
大丈夫ですよぉ〜。っていいながらも、
またウエストエンドでお会いできるのを楽しみにしていますって言ったら、
有り難うって。
そして、「Thank you for your time」て言ったら、
「Anytime, Take Care!」って・・・。
ほんとファン一人一人にちゃんと目をみて会話してくれるところに、
彼の人柄と苦労が出てきますな。と思ったりして。
それなのに、私ったら、コンサートガンバってねとかじゃなくて、
ウェストエンドに戻ってきてね。
みたいなこと言ってしまって・・・反省中・・・orz。
でも、もう当分、お会いすることもないんだろうなぁ。
なんとなく寂しい。